木管楽器オーボエの歴史・誕生から現在まで

オーボエの先祖、ショーム

オーボエが誕生したのは17世紀頃ですが、その前に民族楽器としても知られる「ショーム」があり、オーボエの先祖として認識されています。非常に大きな音が出るため、屋外専門楽器として、主に軍隊などで古くから使用されていました。17世紀頃、フランスの木管楽器製作者であるオットテール一族の手によって、室内楽器用に改良されたのが、オーボエのはじまりとされています。

オーボエの誕生と、音楽界への普及

1670年頃には、既にパリにおいて演奏の記録が残っており、このことから誕生して瞬く間に広まったことが分かります。すぐにイギリスにも伝わり、18世紀に入るまでにはヨーロッパ全土に広く普及しました。当時、弦楽器だけであったオーケストラに、初めて加入した管楽器でもあります。19世紀に入ると、フランスの製作家・トリエベールの手によって、これまでの管をより一層細く、リードも細く薄く、そして音孔のサイズや位置の変更を施し、現代的かつ優れた機動性のモデルが完成します。これを「コンセルヴァトワール式」と呼び、ドイツの後期ロマン派の代表的な作曲家であるリヒャルト・ストラウスが絶賛したことにより、以前までの旧式・ドイツ式(「ウィンナー・オーボエ」と呼びます)は影を潜め、現在のほとんどの演奏家が手にしています。また、ウィンナー・オーボエは20世紀に入り技術者が途絶えたことから、絶滅の危機に瀕していましたが、ヤマハが要請を受けて技術研究をしたことにより一命をとりとめ、現在も一部の演奏家を中心に愛用されています。

オーボエは大型の縦笛です。吹く部分はストローのような形をしています。購入する場合は楽器専門店が望ましいです。主にオーケストラや鼓笛隊で使われることが多く、低音がきれいです。